長野市で住宅から2人の遺体が見つかった火事で、住人が火事の直前にストーカーとのトラブルがあったと通報していたことが分かりました。住宅には夫婦と母親の3人が住んでいました。母親は軽傷、41歳の妻は重体、死亡した1人は57歳の夫とみられています。さらにもう1人、家族以外とみられる遺体が発見されています。この家では去年12月に妻へのストーカー被害を警察に相談しているほか、火事の直前にも通報していました。
4日午前10時ごろ、長野市風間の北村昇一さんの住宅が全焼しました。警察によりますと、一家は3人暮らしで、フィリピン国籍の妻が重体、北村さんの母が軽傷です。焼け跡からは2人の遺体が見つかり、1人は北村さんとみられます。妻は去年12月、ストーカー被害を警察に相談していました。
一家をよく知る人:「(妻が日本語を教える)学校の帰りを待たれたという話を聞いた」
近所の人によりますと、北村さんはストーカーを警戒して自宅にカメラやアラームを付け、火事の直前にも「トラブルが起きた」と警察に通報していました。警察はストーカーのトラブルが火事と関連がある可能性もあるとみて捜査しています。